20150214-15 木もれ陽の森

kazto76

2015年02月27日 11:17

雪中キャンプがしてみたいと、アレコレ準備に勤しんだ我が家。
週の半ばころに寒波が訪れてくれたおかげで、どこのキャンプ場でも雪量は十分そう。特に滋賀県の「奥琵琶湖キャンプ場」とか岡山県の「中蒜山キャンプ場」は十分すぎるほどらしい。しかも週末の天気は晴れそうだし、絶好の雪中キャンプ日和になりそう。



だけど、ホンマに大丈夫なんか?

唯一の雪体験と呼べるのは、二十年近く前に一度だけ行った信州のスキー場。
雪が残っているほどの寒さは実感として湧いてこない。
みんな「電源があれば大丈夫」と言うけど、子供たちも大丈夫なんやろか?
天気予報は晴れそうなこと言うてるけど、吹雪いたらどうすんの?
日曜の朝、起きて、「プラス1Mの積雪です」ってなったら平気か?

金曜くらいから急に不安が・・・・。





「豪雪な滋賀県北部や蒜山高原よりは・・・。」と木もれ陽の森に電話して確認してみると、「雪遊びするくらいなら十分。ソリ持ってくれば滑ったりもできるよ」とのこと。温かいトイレとお湯付です。
ヘタレ雪中初心者は、一も二も無く大好きな「木もれ陽の森」にお世話になることに決めました。





















高速道路を走っている間も、山間部で時折あらわれる雪景色にテンションあがります。
下道におりてキャンプ場が近づくと田畑に残る残雪が増えて、車内はワーキャー喧しく盛り上がります。でも、道路上にはまったく雪がありません。キャンプ場まであと五分となったところではじめて、道路わきに除雪された雪が積まれていました。



出発してすぐの頃、管理人さんから電話があり
「四駆じゃないとキャンプ場まで上がられんと思うけぇ、着いたら電話してぇ。
荷物は軽トラで運んであげるけぇ」

と言われていたのですが、到着直前に再び電話が鳴り
「時間があったけぇ雪掻いたんじゃぁ。受付まで車で上がりんさいねぇ」との嬉しいお言葉が。














で、受付前に到着。
















除雪してなかったら、上がれなかったな。。。














我が家のちびっ子たちが遊ぶにも、初雪中にも十分な雪量です。
しかも、またもや我が家の貸切とのこと。前回は、『灯華』という山荘(ロッジとかコテージじゃなくて完全なる一軒家)でクラブイベントが模様されていて深夜にはかすかなビートが聞こえてきましたが、今回は完全に我が家だけ。
嫁と二人、自分たちのnice!な判断に自画自賛します。














初めてまともな積雪を体験し、固まり気味のソラw
















なんと!「ティピ使いんさいねぇ。薪代だけ貰えばええけぇ」とのこと!!















嫁と二人、再度、自分たちのnice!な判断を自画自賛したのち、ティピに食料などの荷物を運びます。
設営してから昼御飯にしようかとも思ったのですが、子供たちが遊び始めると昼御飯が遅くなりそうなので先に腹拵えすることに。















ハッキリ言って、快適です。















御飯も終わり子供たちが我慢しきれなくなったので、嫁さんは雪遊びのために最上部の広場へ向かいます。
ティピに荷物を運んだ時点で設営の半分が終わっているとは言え、お父さんはこれから一人でテントを建てなければなりません。まだ、どこにテントを建てるかも決まっていません。しかし、ティピの前に立って見回してみると、トイレやティピから近くて電源のあるサイトは1番サイト一箇所しかありません。仕方ないので、出来るだけ車をサイトに近いところまで移動してテントを建てます。
通路は舗装されていないので結構ズリズリです。我が家の車ではこれ以上進めませんでした。冬期じゃなくても、雨が続いたあとだったりすると結構ヤバいかもしれませんね・・・。













1番サイトはオートではありません。
















しかも、板サイトですねんw















初めて板サイトに設営しましたw

ロッジシェルターの足ポールは、オープンタープやキャノピーなどに使う普通のポールと逆で下側にトンガリがあります。なので、板サイトには不向きなんですが、板しか致し方ありません。ココしか適当なサイトがないのですから。
板の上の雪は除けてから建てました。雪があるままの方がロッジシェルターの足には優しいかとも思いましたが、今回はホットカーペットも使いますし、これからもそんなに気温は下がらないようなので雪が融けてロッジ内がびしょびしょになるのは嫌でしたから。

今回の雪中キャンプで一番不安だったのが、ペグをどうすれば良いかということでした。
色んなサイトを見てみましたが、スノーペグや自作竹(木材)ペグ、サンドペグや農業用ペグ、または普通の鍛造ペグやプラペグと、積雪量や雪質によって使い分けてんだか適当に使ってんだかって感じで、結局何が必要なのか良く分かりません。しかも、今シーズンはこの一回しか雪中キャンプに行けない可能性が高い中、使うかどうかも分からない雪中専用ペグまでは手が回らない。結果、雪を掘ってエリステを打てる程度の積雪だろうというのも、「木もれ陽の森」を選んだ理由の一つでした。

で、張綱は板周辺の積雪にエリステを打ち込んで固定しました。
板から地面までは結構な高さがあるし下草などが邪魔で地面にペグは打てませんでしたが、板上から除雪した雪を踏み固めてからエリステを打ち込み、更に上から雪をかけて踏み固めました。あまり高いテンションはかけませんでしたし強い風も吹かなかったので、コレで良かったのかよく分かりませんでしたが、撤収時までもってくれたので良かったです。













芸が細かいなー。
















一度おやつ休憩のために帰ってきた嫁子。
おやつが終わると父と母はバトンタッチして、今度は父と子が広場にあがります。














「なぜか溶けない」らしい、広場の雪。
















夏場もこの砂山を滑って遊んでました。
















雪は汚れないのが良いですね~。






























































そろそろ良い時間ですが、なかなか帰ってくれません。
















山仕事を終えた管理人さんにも遊んで貰いました。
















両輪にチェーン巻いて、ケツ振りながら走ってました!
















ソラとティピ前で遊んだりしながら待っていた嫁さんは、既に晩御飯の準備も終えていました。
当初、ティピを借りる予定ではなかったので、「晩御飯は鍋で簡単に」と決めていました。
それなのに、ソレ用の鍋を積み忘れてしまったワタクシ。
前回に続いてケトルも積み忘れてしまったワタクシ。
次は、調理関係のモノには最新の注意を払って積み込みいたしますm(_ _)m













降ろし忘れていたコールマンセットの鍋があって良かった・・・。








なんだかんだと活躍してくれます。

















遊び倒したあとは、なんでも旨い!
















バレンタインなのでチョコフォンデュも!!















折角のチョコフォンデュにも関わらず、
「チョコつけんと、食べてもいい?」
と、フルーツバットな子供たち。果物はそのままで、マシュマロはお腹一杯で食べず。














七時過ぎには「眠たい~」















テントまでの移動や着替えをしている間に目が冴えて、しばらくワーワー言っていた子供たちも、シュラフに入って温まったら撃沈。八時にはティピに戻って、嫁さんと二人でチビチビ呑み始めました。

最近気に入っているホットワインを飲む嫁さんと、焼酎のお湯割りを飲む旦那。薪ストで温めながらチョコフォンデュの残りを食べつつ、あまりの快適加減に「木もれ陽の森」にやってきたことを三度自画自賛していたら、「焼酎やったらコッチが良いんじゃない」とアタリメを出してくる嫁さん。














オシャレな風は吹かないけど、コレに勝るアテなし!
















農作業の休憩中みたいな画ですなw















止まらないアタリメが無くなった頃、嫁さん就寝。薪ストの中が熾火になった頃、何度目かの寝落ちから目覚め「やばい、朝まで寝てまう」と危険を感じたので旦那も就寝。





翌朝、五時過ぎに寒さで眼が覚める。寝られないくらい寒い訳じゃないけど、就寝前にフジカの灯油量を確認し忘れたからフジカは消えているはず。でも、ホカぺが稼働しているはずなのに、温かさを感じない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕方ない、起きるか。

キャンプで初めて一番に起きましたw

やっぱり、フジカが消えてます。ホカぺも消えてます。自動で電源が切れるホカぺが多いなか、「勝手に切れないところが良いです」というレビューを見て買ったホカペだったのに、電源切れてました。帰宅後確認してみると、10時間で切り忘れタイマーが作動することがしっかり記載されていました。やっぱ、レビューとかだけではイケマセンね。自分で確認することが大切ですw





ロッジシェルターのインナーに合わせて二畳用を買いました。










三畳用でも良かったかな?















ホカぺの電源入れ直して、灯油を入れて火をつけます。完全に目が覚めました。

ティピで薪ストに火を入れます。ほんの少し熾が残っていたので簡単に薪が燃えてくれました。
薪スト前でボーーーーっとしていたら、みんな起き出してきたので鍋の残り雑炊で簡単朝御飯です。








朝御飯を終えて、ボチボチと撤収しながら子供たちと遊びます。
当初の天気予報で日曜日は晴れるはずだったのですが、イマイチパッとしない天気です。午後まで待っても乾燥撤収ができるわけでは無いし、ティピがあるのでキッチン用品以外は全て撤収です。
その間、親の眼の届く範囲で遊んでいた子供たちから「一緒に遊んで」コールが喧しくなってきたので、嫁さんから「カマクラでも作っとき」と無茶な指示が。そんな大した雪量でもないのに、かまくらてぇ・・・。














やれば出来るみたいですw









なんとか出番ありましたw













簡単な昼御飯をはさんで、子供たちと遊びます。嫁とハナで共同制作し一応の完成を見たカマクラですが、ハナ的にはやはり大きさが不満だったらしく、ずーっとカマクラを増強し続けてました。おかげで、最終的には上の写真よりもう少し広い空間が出来てました。我が子ながら、あの粘り強さは感心します。(誰に似たんだろう?)



そうこうしていると、宣言通りにけんけん(ちゅう)さんが、家族総出で遊びに来てくれました。
とても美味しい焼き鳥の差し入れを頂いたのに、食い意地の張った我が子達はけんけん(ちゅう)さんファミが自宅用に買ったモノまで頂いてしまいました。ホンマ、すいませんでしたm(_ _)m
頂いた差し入れは自宅に戻ってから、美味しく頂きました。ありがとうございました!
(けんけんさん>何故か今まで『お気に』頂いてなかったので、頂いときますw)

管理人さんを交えてお喋りしたりしながら、のんびりしていたらいつの間にやら良い時間。
最後に割引券を借りて「めぐみ荘」でお風呂に入って帰ります。
とても楽しかった初雪中キャンプも終わりです。


今回は管理人さんの御好意で、積んだ荷物の半分近くは降ろさないまま快適キャンプをさせて貰いました。
次は、花粉の終わった頃にまた遊びに行きたいと思います!





二日目は写真もなく端折った感全開のレポになってしまいましたが、
ここまで読んで頂いた皆様 ありがとうございました!

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